集客サイトのもつメリット、デメリット

2022年10月19日

インターネットの普及により増え続けている業種ごとのポータルサイト。情報が纏められており、ユーザー目線で見ると数年前までは入店しないとわからなかった店内の様子やサービス内容が簡単に手に入り、自分の求めているお店に近いお店を選ぶことが出来るようになりました。
お店としてもお客さんとの相違を起こすことなく集客出来る為、双方にとって非常に良い集客ツールとして注目され続けています。
今回はポータルサイトの良い点と悪い点を考えたいと思います。

ポータルサイトとは

業種別のポータルサイトには下記のようなものがあります。(一例です)

■サロン系ポータルサイト
ホットペッパービューティー
ビューティーパーク
ビューティーナビ
楽天ビューティー
Tiful

■ 飲食系ポータルサイト
ぐるなび
食べログ
ホットペッパーグルメ
Retty

■宿泊系ポータルサイト
じゃらん
楽天トラベル
一休
るるぶトラベル

上記に挙げたポータルサイトの特徴はそれぞれ違います。しかし、共通して言えることはユーザーに役立つ情報を提供しているということです。

ユーザーにとって役立つ情報を持つことで検索順位もあがり、ユーザーの目に触れやすくなります。

例えば肉料理を恵比寿で探していた場合、「肉料理 恵比寿」と検索する人が多いでしょう。そうするとGoogle・Yahooでは食べログの情報が上位にきます。サロン、宿泊系も同様にポータルサイトの情報が上位にきます。
圧倒的なPV数と利用者の数。お客さんのことを考えれば、もはやポータルサイト内に情報を載せることは必要不可欠なのではないでしょうか。

しかし、そんな完璧にも近い集客ツールもお店側からの意見としてはプラスな面ばかりではなく、下記のようなマイナスな面もございます。

・お店の数が多すぎて差別化が図り辛い。
・ポータルサイト内で優位(検索上位が上など)に立つ場合、費用がかかる。
・口コミがマイナスな面に働いている。
・新規来店でのクーポンの利用率のみ伸びていて、リピーターさんがつかない。
・成果報酬で支払う手数料が高い。

弊社に寄せられる声の中には「ポータルサイト上での集客がほとんどなので辞めたくはないけど、一度お店を知っているのにも関わらず手数料のかかるポータルサイトから予約してくる人が多い。」だったり、「リピートしてくれる人の予約を公式HPの予約サイトに誘導したい。手数料がかからない分はお客さんに還元したい。」などといった意見を頂いております。

たしかに新規の集客としてポータルサイトを利用する分にはポータルサイトは使えるツールだと思います。

店の情報を知らない方向けに情報を発信し、来店してもらえるので確かに良いツールだと思います。

しかし、毎回ポータルサイトを経由するとその分の手数料がばかになりません。

新規で来店頂いたお客さんには自社の囲い込みのサービスでリピーターさんになってもらうように仕向けていかなければなりません。

お客さんのほとんどは自分が使っているポータルサイトで手数料が引かれているとは思ってもいません。

クーポンが発行できるから、ポイントが付くから、予約サイトが便利だからなどといった理由でお客さんはポータルサイトから抜け出さず、いつまでたっても手数料がかかってしまいます。

しかし、理屈は分かっていても自社の予約サイトに誘導することは大変難しく、容易ではありません。

今やお店の名前を検索バーに入力しても自社HPよりポータルサイトが上位にくることも珍しくありません。

では打開策として一体何があるのでしょうか。

ここで登場するのが、自分のお店のHPをお客さんに知ってもらうツール、あるいは手数料のかからない予約サイトを作ってしまうことです。

その為に非常に便利なツールがお店独自のアプリを持つことです。

お店のアプリといえば、大手小売店がクーポンの発行やポイントを貯められるシステムを利用してみたり、アプリを会員証変わりに使ったりと色々な機能がユーザーに喜ばれていますが、何も情報発信やお得なサービスを提供するだけではなく、「WEB上の誘導したいページに誘うことが出来るツール」でもあります。

色々なサービスと共に次回予約はこちらからとリンクボタンをつけ、予約サイトに誘導してください。

ポータルサイトの集客力は絶大です。だからこそ、集客を囲う固定化のツールを使い、双方にとって良い仕掛けを施さなければいけないのではないでしょうか。

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