POSレジで出来る分析と活用
POSレジ導入店と非導入店の5つの差
最近スーパーや衣料店などのレジがセルフレジに変わっていき、飲食店やサロンなどもタブレット端末を使うお店が増えていると感じます。
消費者からみればお会計の際に合計金額を計算してくれる機械かもしれません。
しかしお店からするとレジの進化はお金の計算や管理、人件費削減をするだけではなく、販促ツールとしても重要な役割を担っています。
今回はレジを販促の面からお伝えしたいと思います。
1 POS(Point Of Sales)レジの出来ること
レジでの販売促進とはどういうことかと思われる方は多いかもしれません。
レジは販売を促進する為に重要な要素、データ分析が出来るツールでもあります。それがPOSレジです。
POSとはPoint Of Salesの略です。売買が成立した瞬間を表し、そのデータをクラウド上に記録し分析することが可能なツールです。
例えば、商品が売れた時間、店舗、値段、顧客層などが分かればどのような商品が売れているか、逆に売れない商品はなにか、時期的に売れる商品を把握することで在庫を管理することも出来ます。
2 飲食店での利用方法
従来のレジスターを使用しているお店では1日の売上を店の営業時間後に入力して計算していました。POSレジを使えばその日の売上は即見ることが出来ます。また複数店所有しているオーナー様の場合、複数店舗の状況が端末上から一元管理出来るのでその場からどこの店舗の状況も把握することが出来ます。
また売れているメニューをデータとして把握することで種類の増加や強化をすることや、あまり売れないメニューの仕入を減らすことにも役立てられます。
3 サロン店の場合
多くのサロン店の場合、POSレジの活用方法として予約管理や顧客台帳、スタッフの管理(日報 スタッフ別売上 退勤チェックなど)として使用しているようです。
サロン店では顧客情報を扱う場合が多いので顧客データの収集と分析を行っています。
例えば、顧客ごとに生年月日、住所、性別などの顧客データを一括管理することが出来ます。
そのデータをもとにDMやメルマガなどの販促手法を使い顧客にアプローチしています。
また、顧客の来店率や顧客単価から顧客のランク分け、アンケート結果や接客の中で得た情報でお客さんがどのようなことに興味をもっているかでお客さんを種類分けしている店舗もあります。
全員に同じアプローチをしていてもデータの活用とは言いません。自分の顔の形に合った髪形にこだわっている人もいれば、髪のダメージについて気になっている人もいます。とにかくコスト面重視という人だっていっぱいいるでしょう。そのような場合は、ランクや種類ごとに発信する内容を変えなければいけません。
POS内に貯めたデータの活用については、従来のDMやチラシに変わり、デジタルツールをPOSデータと連携させて新しい販促を行うことがトレンドとなっています。
4 まとめ
・POSレジとは重要な情報を管理するためのもの
・POSレジとは顧客データを貯めるだけではなく分析もできる
・POS上に貯めた情報を他のデジタルツール連結することで変わったアプローチが可能